セガ、『エコー』の復活を示唆する商標を登録

昨年12月下旬、セガは忘れ去られたフランチャイズ『エコー・ザ・ドルフィン』の商標を静かに出願した。この法的措置は、カルト的人気を誇るクラシックシリーズにとって何を暗示しているのだろうか?
セガ、商標出願によりエコーIPを復活
エコー・ザ・ドルフィンが帰ってくる可能性
Gematsuの調査によると、セガは昨年12月下旬に「エコー」と「エコー・ザ・ドルフィン」の両商標を登録し、24年間眠っていた同シリーズの復活への期待に再び火をつけた。これらの出願は2024年12月27日に行われたものの、公開されたのは本日である。
元々はハンガリーのスタジオ、アパルーサ・インタラクティブ(旧ノボトレード・インターナショナル)によって開発され、1992年にセガから発売された『エコー・ザ・ドルフィン』は、バンドウイルカの主人公が地球を異星人の侵略から守る海洋冒険を描いている。このフランチャイズは2000年までに4作品が発表され、ドリームキャスト用ソフト『エコー・ザ・ドルフィン:ディフェンダー・オブ・ザ・フューチャー』も含まれる。計画されていた続編『エコーII:センチネルズ・オブ・ザ・ユニバース』は、ドリームキャストの生産終了に伴い中止となった。

セガは今日でもゲーム業界の強豪企業であるが、アパルーサ・インタラクティブは2000年代半ばに活動を停止した。シリーズ生みの親であるエド・アヌンツィアータはゲーム業界で活動を続けており、2019年には『Space War Arena』をリリースしている。2019年にNintendoLifeが行ったインタビューで、アヌンツィアータはエコーの復活への希望を維持していると語った:「ひとつ言えることは、将来的に、人々がこのゲームをプレイしているということです。私は決して諦めません!」
エコーの将来に関する正式な発表は現時点ではないが、この商標出願は、セガが別のクラシックIPを復活させることを検討している可能性を示唆している。同社は最近、『クラクシータクシー』、『ジェットセットラジオ』、『ゴールデンアックス』といった愛されるフランチャイズを復活させる複数のプロジェクトを発表しているほか、『Project Century』や「RPG風」にリブートされる『バーチャファイター』といった新たな事業も展開している。